その3からの続きです。その3はこちら⇒廃線跡探訪 旧信越本線 碓氷峠(旧線 アプトの道) その3
前回その3では、第五号トンネルを抜け、第三橋梁(めがね橋)が見えたところまで紹介しました。
今回は第三橋梁から見ていきます。
横から見ると、四連のアーチが見えます。橋を渡って熊の平駅側の脇から下に降りる道があります。
橋の下に降りてきました。大きさに圧倒されます。
橋の下には案内看板がありました。よく見ると昭和45年に設置されたもので、50年以上前のものです。今はなき「鉄道管理局」の文字があります。
次は、めがね橋の側面です。いろんな金具が取り付けされているのが見えます。黄色と青色の丸印で囲んだ金具に注目します。青丸で囲った部分の金具は、ラックレールを短く切ったもののようです。使用済みのものを再利用していると思われます。
下の写真は、アプトの道沿いに掲げられていた昔の写真。蒸気機関車の時代には、上の写真の黄色の丸印で囲った金具が写ってます。電信用のケーブルが掛けられていたようです。青丸で囲った金具は、まだ設置されていません。
時代が進んで電化後の写真もありました。こちらの写真にも、青丸で囲った金具は見当たりません。
次は、橋の本体についてです。
下の写真は、開業当時(1896年 明治26年)の姿。写真にも書いてあるように、現在の姿と比べて、橋脚が細いです。
次の写真は、1897年 明治27年~1899年 明治29年頃の写真とのこと。開業の翌年から、改修工事が行われていました。
それにしても、重機が無い時代に、これだけ大きな構造物を山奥に建設することは、相当大変なことだったと思います。凄いです。
次は、その5(作成中) 第6号トンネルから続けます。
その他の廃線跡もあります。よろしければご覧ください。
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